夕方からK原ゼミの忘年会に参加。才気あふれる若者たちを前に、いつもよりもさらに無口に。ただ単に初対面のひとが多かったから無口になってしまっただけかもしれないけれど。みんなとても頭がよさそうでおしゃべりもうまく、将来は素晴らしい職業に就いて高額な年収を手にし、素敵な異性と結婚しそうなひとたちばかりで、同じ空間にいるとみじめな気持ちになった。こんなの間違ってる!気に入らない、許せない!誰よりも幸せになりたい!ぎゃふんと言わせたい!一泡ふかせてやりたい!
遅れてきたT石と話していて、がんばって小説を書こうと思えたのがよかった。ただ、小説を書いてもだれもぎゃふんと言ったり一泡ふいたりすることはなく、むしろ出世をあきらめて趣味に没頭するあわれな低所得サラリーマンという印象が強まるだけで、小説を書くことが問題解決につながるわけではないとは思う。まだ出世はあきらめていないし、おもしろい小説を書くこともあきらめていない。
藤が丘のお店に18時半から朝の4時過ぎまでいて、T石は自転車で来ていたのでそのまま帰れたけれど、始発までマンガ喫茶で時間をつぶすのにつきあってもらった。ブースに入ってしばらくすると眠ってしまい、すぐに始発の時間になった。T石がなかなか起きなかったので先に帰った。