U銀行は新治を罠に陥れるために美女を送り込む。新治が顔を出しているケーキ屋のパティシエと偽装結婚した美女からの誘惑を前に、新治は(既婚者のひとの方が取引先から信頼されるのでは)という理由からはめていた偽装結婚指輪をはずす。パティシエと美女との間には性的関係はない。パティシエは過去に高級ホテルの地下13階で去勢されていたのだ。新治がその事実を知ったのは、パティシエから預かった振込用紙に書かれた「アルマジロ義援金」という振込先はカモフラージュであり、暗号を解読すると「新性技研究会」であることに気づいたためだった。「新性技研究会」の日本支部奈良県にあるが、本部は上海にある。