すごく眠い一日だった。一日というか、今週はずっと眠くて、昨日もDVDをみた以外はずっと寝ていたのにまだ眠い。S副長から「どうした元気がないぞ」と言い続けられて、まいった。カブに乗って走っているときもずっと寝場所を探してしまっていた。日当たりがよくて雨風がしのげて、人目につきにくい場所で、渉外鞄を奪われてしまっては困るので、眠っている間に襲われたりしないような空間。いくら日当たりがいいからといって田畑の真ん中で大の字になって寝ると風が冷たいし、四方から攻められたらすぐに鞄を奪われてしまう。木の上に登って眠ればなかなか攻めれられることはないかもしれないけれど、寝返りをうった際に落下したら危険だし、やはり風は冷たい。かまくらの中なら風は防げるし、攻め込まれるとしても入り口はひとつなので鞄を守りやすく、よい寝場所かと思いきや、豪雪地帯ではないのでそもそも雪がそんなに積もらない。
昔の渉外の中には、お客さんの家で「ちょっと寝させて」などと言って布団をしいてもらい、鞄をまくらにして寝ていたひともいたという話をお客さんから聞いたことがある。すごくあつかましいというか、お客さんとそれだけの関係を築けていたというか、とにかく鞄をまくらにしておけば、奪われそうになった瞬間に目覚めて奪い返すことができるので、その手があったかと思わされる。