おいしいなあ!という気持ちで頭の中がいっぱいになって、翌日の仕事のことや、恋の悩みなどは忘れてしまう。レバーの刺身を食べることはそういう体験だ。昨日養老で飛騨牛を食べそびれたあと、いままでに3回くらい行ったことのある焼肉屋さんへ行ってレバ刺しを食べたときも、やはりそうだった。お酒を飲むよりも、レバ刺しを食べるほうがおいしいなあ!という気持ちから普段より饒舌になってしまうような気がする。どこのお店のレバ刺しでもいいわけではなく、イオンの裏にひっそりと建つこのお店のレバ刺しが好き。今日も一日、昨日食べたレバ刺しのことを思いながら仕事をしていた。毎週金曜日の夜にはレバ刺しを食べられるなら、一週間がんばれそうな気もする。でも金曜日になるといつもH川さんが食事に誘ってきて、たいてい藤一番に行くことになるので、レバ刺しを食べられない。藤一番のラーメンはまずいので嫌だ。これまで辛い味の味噌ラーメン、しおラーメン、とんこつラーメンと、なんとかまずい思いをせずにすませたいといろいろ種類を変えてみたが、どれもおいしくない。
今週は毎日、レバ刺しおいしかったな、また食べたい!と思いながら過ごすのかと思うと不気味だけれど、好きなものでも毎日食べていると飽きてしまうはずだということもわかっている。祖母が昔カニチップが大好きでそればかり食べていたら嫌いになったのをこの目でみてきたのでわかるのだ。カニチップはおいしい粉がたくさんついている部分とそうでない部分があるところが癖になるように思える。これはハッピーターンにも当てはまることだ。