『超常現象大事典』

超常現象大事典―永久保存版

超常現象大事典―永久保存版

クラギーナ(ニーナ・セルゲイビッチ)
1925〜1990.旧ソ連の超能力者で、サイコキネシスで有名。レニングラードに生まれ、若い頃から霊感があると言われていた。第二次世界大戦中はドイツ軍の包囲網の間隙をぬって物資を運ぶ汽車の通信士として活躍し、レーニン勲章を受ける。結婚して2児の母となるが、1964年、ノイローゼで精神病院に入院した際、手を触れないで物体を動かしたり他人の持ち物を言い当てたりしたことから超能力者として有名になり、レニングラード大学のレオニード・ワシリーエフ教授らの調査を受けた。目隠しをして文字を読んだりガラスケースの中の物体やコンパスの針を動かしたり、カエルの心臓を止めたりする実験を行い、その模様は数々のフィルムに記録され、ソ連科学アカデミーもその能力を本物と認めた。

第二次世界大戦中はドイツ軍の包囲網の間隙をぬって物資を運ぶ汽車の通信士として活躍し」のあたりが、わくわくする。スティーブ・エリクソンが読みたくなる。ちなみに、「ESP」というのは1934年にデューク大学のジョセフ・バンクス・ラインが用いた言葉だそうで、旧ソ連ではバイオインフォメーションと呼ばれたこともあるらしい。