ためこんでいた集金先をいっきにまわったらすごくお腹が空いてしまい、あったかいものをお腹いっぱい食べたくなって帰りに台湾料理店に行き、レバニラ炒めと台湾チャーハンを食べた。レバニラ炒めはひとりで食べるにはちょっと多かったけれど無理して食べたら苦しくなってしまった。M子さんはあまり好き嫌いはないけれどレバーだけは苦手と言っていたので、またふたりで食事に行けたならうっかりレバーを注文しないように気をつける。加熱するとレバーは舌触りがざらざらするので、刺身のほうがおいしく感じる。レバ刺しは、まるで舌がつるつるの美女とキスしているのと同じ感覚で、上質なレバーの場合クレオパトラと口づけするのとほぼ同じ感触を味わうことができることが、立命館大学の教授の調べによって明らかになった、といったような報告が届くといい。美女とキスしたことはないから、教授に頼るしかないわけ。古代エジプト展を見学したあとで、レバ刺しに舌鼓なんてロマンティックでいいと思う。