昨日が仕事初めだったけれど、今日は冬休み。見込先リストや、担当地区の変更に伴う引継書を作らないといけないのに全然やる気がしなかったので映画をみに行くことに決めて、今池シネマテークへ。お昼頃今池に着いて、そば屋さんで天ぷらうどんを食べた。子供の頃、うどん屋さんに行くと必ず天ぷらうどんを食べていた。どこのうどん屋さんに連れて行ってもらっても天ぷらうどんを注文した。その結果、天ぷらの衣がボテボテしたものよりも、細かくきれいなもののほうがおいしいということを学んだ。しばらく天ぷらうどんを食べていなかったので、懐かしくなって注文してみると、天ぷらをうどんの中に入れてしまうと衣が汁をすってぶよぶよになってしまうし、ばらばらにもなってしまうので、天ぷらとうどんとは別々に食べた方がおいしいのではないかということに気づいた。どうして今までそのことに気づかなかったのかわからない。大人になって判断力が身についたのだろうか。
13時半から『明日へのチケット』をみて、そのあとちくさ正文館によってからJRで大曽根へ。そのあとJRで金山まで戻り、名鉄に乗換え。JRに乗ると旅行中のような気分になる。以前JRで旅行したときに聴いたのと同じ音楽を聴きながら乗ると旅行中そのもののよう。JRのホームでふと、このまま一生ひとりぼっちだったらどうしようというさびしい気持ちに襲われた。この気持ち、もしもピアノが弾けたなら作曲して誰かに伝えたいけれど、ピアノは弾けないし、ギターも、ベースも、ドラムも、マリンバも演奏できないので残された手段はボイス・パーカッションくらい……バスルームに響き渡る破裂音、熱心に練習していたらリンスをしたかしていないかわからなくなる。髪を洗っているとき、誰もが背後になにかの気配を感じることがあるという。湯気の向こうに立つのはジョン・F・ケネディか、それとも――