鉄工所の奥さんには、今の夫との間にパティシエの息子がいるほかに、サンパウロで暮らしていた頃にできた連れ子四姉妹がいる。美しい四姉妹と仲良くなった新治は、彼女たちに肉を食べさせてあげようと思い、U銀行の隙をついて精肉店から宮崎県産の鶏肉を手に入れ、鉄工所の中で四姉妹と食べたのだが、宮崎県産と表示されていた鶏肉が実は故郷のブラジル産ではないかと四姉妹が気づいた。この事実を精肉店店主に突きつけたところ、産地の偽造を認め、公表しない代わりにブラジル産の肉をZ信金横流しすることになり、都市銀行との取引がなく肉不足に苦しんでいた人々のもとに闇肉が届くようになった。元気になった市民が四姉妹を中心に、町内を練り歩いて市民文化会館へと向かうサンバ・カーニバルを企画。