スーパーカブに乗るときに着ていた茶色いジャケットのジッパーが完全に壊れてしまった。ユニクロで購入してから三度目の冬、もう三年目かという感じ。一度目の冬にはまだ自転車で通勤していた。今年の冬はずっと暖かかったけれど、今日はひさしぶりに寒かったのですぐにあたらしいジャケットを買わなければ明日凍えてしまうかもしれないと思い、早めに店を出てアピタの中にあるユニクロへ直行した。どんなデザインでもかまわないからとにかく暖かくて安価な上着をくれ、いますぐに!という気持ちで店内に入るともう春物ばかり並んでいて、冬物は片隅で少し値引きされていた。その場で試着してみたけれど、店内は暖房で暖かいのでどれを着ても防寒に優れているように思えて、まったく優劣がつけられなかったので投げやりになってしまった。店内に極寒コーナーを設けて冬物のジャケットの暖かさを確かめられるようにしてくれたらいいのに。極寒コーナーで試着したとしても、さすがにカブに乗ったときに体感温度がさらに低くなるところまでは判断し辛いので、実際に凍えそうになったときには笛を吹くとセント・バーナード犬が駆けつけてくれて、首から下げたラム酒を飲ませてくれるけれど、飲んでしまうともうカブは運転できないのでセント・バーナード犬の背中に乗って営業を続ければよい、そんな笛が、なんと、39,800円!ほしい!