昨日買ったばかりの上着をさっそく着てみたら思ったより暖かかった。いままで着ていたものよりもペラペラしているので寒いかもしれないと思ったけれど、裏地がフリース素材だから暖かいのかもしれない。でも上着の丈が前よりも短くなったので、いままで隠れていた太ももが冷える。自分の太もものことを意識したのはこの冬、今日がはじめてだったかもしれない。ずっと隠してきてごめん、太もものこと好きだよと声をかけてあげたい、実際には口に出さず黙っているけれど……
担当地区の一部を一月に転勤してきたY田さんに引き継ぐことになって今週は暇をみては一緒にまわっていたのだけれど、その間何度も「喋るのが苦手だったら相手に喋らせればいい」とY田さんからアドバイスを受け続け、確かに喋るのは苦手だけれど、そんなに何度もアドバイスされないといけないくらい苦手そうにみえるのかと落ち込んだ。引継ぎの時のように、お客さんと一対一ではなくそこにもう1人加わるとすごく喋りづらくなる。加わったもう1人の心情を意識しすぎてなにも言えなくなる。まわりに先輩とか上司とか、人がたくさんいる時にお客さんに電話をかけるのもすごく嫌で、わざわざ外へ出て携帯電話から連絡をしたり、誰もいない二階に上がって電話してしまう。強気で喋ったり電話したりできる時もあるけれど、できない時のほうが多い。相手に喋らせたいけれど、喋らせるきっかけを作るのも大変なので、テーブルの上にあるボタンを押すとつむじから「おねがい、喋って」と書かれたミニ・プラカードが飛び出す仕組みがあるといいのに。そのボタンがあまり目立ちすぎると相手に先に押されてしまう恐れがあるので、高級梅干型ボタンを採用、テーブルの上に梅干が落ちているようにしかみえない。