同期のことをそねんでばかりいても仕方ないので考え方を改めたい。同期がどんどん先に結婚していくと気持ちが焦るけれど、焦っても仕方ない。結婚問題は置いておいて、どうして同期がみんな立派にみえるのか。たぶんみんな自分自身に自信を持っているようにみえるからだと思う。著しく容姿が醜くない限り、自信満々のひととぜんぜん自信がなさそうなひととを比べたら自信満々のひとのほうが格好よくみえる気がする。
鏡の前に立ち、映った顔をみたところ、著しく醜くはないと思えた。容姿に対する美的感覚については、山奥で狼に育てられた訳ではなく、テレビや雑誌等を目にしながら育ってきたので標準レベルだと考えていい気がするので、それほど間違った判断ではないと思うけれど、鏡に映った顔をみる時にはどうしても顔の中でもましだと思える部分に重点をおいたみかたをしてしまっている可能性が高い。写真に写った顔は、鏡に映った顔よりも醜くみえることが多い。写真に写った顔は鏡に映った顔よりもサイズが小さいので、顔の全体がひと目でわかってしまうからかもしれない。それとも光の加減?
とにかく自信を持つためにはまず素敵な洋服を着るべきだと思い、栄まで車で出かけた。ほんとうは昨日の嫌な気分を買い物で吹き飛ばしたくて出かけた。ナディアパークの近くにある駐車場に車をとめて、パルコとラシックとクレアーレとをみてまわった。ジャーナル・スタンダードにあったジャケットのボタンのサイズが理想的な大きさだったので思わず買ってしまった。ずっと前にR子さんが似たようなジャケットを格好よく着ていた覚えがあるので欲しくなったのだと思う。2時半くらいにフレッシュネスバーガーで遅い昼食、チリビーンズドッグを食べた。たっぷりチリソースのニューヨークスタイル――恋に落ちると服を買い、会うたびに違う服を着る。これもニューヨークスタイル……